一人社長や小規模飲食店は注意
中小企業といっても、年間何億も売り上げる会社もあれば、数百万しか売り上げない一人社長の会社や小さな飲食店もあるでしょう。
何億も売り上げる会社にとっては、200万円じゃあとても足りないと思いますが、小さな会社にとって200万円は大きい。粗利で200万円ですから。
しかし、注意しなければならないのが、申請のタイミングです。これを間違えると200万円もらえません。なぜなら、200万円は上限ですから、その下もあり得るのです。
持続化給付金の条件をおさらいします。
今年の1月~12月まで、前年同月比が50%以下の月があれば給付の対象です。
しかし、その次の計算があります。
■前期の年間売上 -(対象月の売上×12カ月)> 200万円
前年同月比が50%以下になった月が1年間続いたと仮定し、去年の年間売上から差し引くのです。その金額差が200万円より大きい場合は上限の200万円が給付されます。
■1000万円 -(50万円×12カ月)= 400万円 > 200万円
この場合は、200万円が給付されます。問題ありません。
対象月の売り上げが70万円だった場合はどうでしょう。たまたま、前年同月の売り上げは140万円でした。
■1000万円 -(70万円×12カ月)= 160万円 < 200万円
この場合は、去年との差が160万円しかないので、160万円しか給付されません。
年間売上の少ない会社だと、こういうことはあるでしょう。焦って、申請しないように。この先、まだ前年同月比で50%以下になりそうな月があるなら、その時を、待ったほうがいいでしょう。
同様のシミュレーションは「持続化給付金」のホームページにもでています。
また、自由にシミュレーションできるようにエクセルデータも配布しています。
さすが、某大手代理店しきりのサイトです。参考にしてください。ホームページはコチラ。
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